研究課題
研究代表者らは、高安動脈炎の治療抵抗性のメカニズムを解明するため、末梢血の免疫細胞サブセット解析およびトランスクリプトーム解析を実施し、大型血管炎と健常者の間で有意に発現レベルが変動する分子を同定した。特に、治療後も残存するマクロファージの炎症が血管炎に特徴的であり、病変の拡がりや再燃リスクと関連することを明らかにした。血管壁マクロファージの活性化に関連する候補蛋白を同定するため、血清プロテオーム解析を実施した。血清プロテオーム解析は免疫介在性炎症性疾患横断的アプローチで実施し、血管炎において特徴的に上昇し、重症度・治療予後と関連する分子を同定した。同定した分子を標的とする診断薬・治療薬としての可能性について検証した。
すべて 2023
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
Autoimmunity Reviews
巻: 21 ページ: -
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Arthritis Research and Therapy
巻: 25 ページ: -
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