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2022 年度 研究成果報告書

Generation of mini liver tissue with complex cellular and architectural properties for disease modeling and drug screening

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16377
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

聶 運中  東京大学, 医科学研究所, 助教 (00831330)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードhiPSC / Mini liver tissue / tissue structure / NASH / Kupffer cell / Hepatic stellate cells / LSEC
研究成果の概要

このプロジェクトではhiPSC由来の肝臓前駆細胞群を用いてミニ肝組織を構築した。培養中に、肝臓前駆細胞は組織様の構造に構成し、肝機能遺伝子の発現およびアルブミンの分泌が増加した。さらに、細胞追跡と遺伝子解析により、ミニ肝組織内に類洞内皮ネットワークに発展し、HSCが静止特性を維持し、単球がクッパー細胞に分化した。また、ミニ肝組織には典型的な肝臓特異的な超微細構造が確認された。遊離脂肪酸で処理すると、ミニ肝組織に脂質蓄積が顕著に検出され、免疫応答が増強し、HSCの活性化および肝障害が観察された。以上より、hiPSCミニ肝組織がヒト非アルコール性脂肪性肝炎の発症と治療の研究に役立つことを示唆した。

自由記述の分野

幹細胞、再生医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究開発しているヒトミニ肝組織にはヒトの肝臓に非常に近い細胞構成や組織構造を持つことが確認された。 In vitroでヒト機能肝臓再構築基礎研究において画期的な進歩である。近年にNASHの発症率は急速に増加し、現代社会において深刻な健康問題となっている。本ヒトミニ肝組織の活用により、NASHの病態生理や病態進行をIn vitroで再現され、NASHの疾患メカニズムや新たな治療法の開発に向けた重要な一歩が踏み出された。これにより、将来的には効果的な予防策や治療法の開発が可能となり、NASH患者の生活の質の向上や医療負担の軽減につながることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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