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2021 年度 実施状況報告書

小児急性肝不全における肝臓内免疫環境と病態の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K16392
研究機関国立研究開発法人国立成育医療研究センター

研究代表者

清水 誠一  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 臓器移植センター, 医師 (90781021)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード小児急性肝不全
研究実績の概要

小児急性肝不全における肝臓内免疫環境の解析と、それによる病態の解明の研究を行っている。解析の対象としては、急性肝不全のほかに、対症群として胆道閉鎖症、代謝性疾患(尿素サイクル異常や有機酸代謝異常など)に対して小児肝移植を施行した症例とした。小児肝移植を施行した症例の手術時の免疫細胞解析をフローサイトメトリーで行い、サイトカインアレイで手術時の血清中に含まれるサイトカインの評価を行った。また肝組織中に含まれる免疫細胞解析もフローサイトメトリーで行った。血液中の免疫担当細胞では急性肝不全症例でCD8陽性T細胞の割合が多くなっていた。サイトカインと肝臓内免疫担当細胞については評価した結果の解析を行っている。また肝組織からRNAの抽出を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

解析に必要なサンプルは確保できており、今年度はRNAシークエンスを行う予定である。血液中及び肝臓内免疫担当細胞の疾患毎の違い、移植時サイトカインprofileの疾患毎の違い、また肝組織中のmRNA発現解析のすべての結果が今年度中にそろう予定である。

今後の研究の推進方策

血液中及び肝臓内免疫担当細胞の疾患毎の違い、移植時サイトカインprofileの疾患毎の違い、また肝組織中のmRNA発現解析の結果を併せて論文化を行う予定である

次年度使用額が生じた理由

本年度は既存のサンプルからデータを抽出することを主に行った。次年度はRNAシークエンスなどを計画しており、それらについては本研究費を使用して行う予定である

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公開日: 2022-12-28  

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