治療抵抗性獲得膵癌に特徴的な遺伝子変異の同定および特定された候補遺伝子とCD200発現との関連性の包括的解明,治療抵抗性メカニズム, 候補遺 伝子ノックダウンによる抗腫瘍効果の検証を行うことを予定した.腫瘍免疫学的検討として, 腫瘍周 囲浸潤リンパ球との関連を検討し,CD200発現例でIL-2が有意に低く,治療抵抗性を示す可能性を示した.これら治療抵抗性と関連する遺伝子の同定のため,治療抵抗性を示した症例と,治療奏功した 症例を分類し,遺伝子解析を行ったが,現時点で治療抵抗性膵癌に特徴的な遺伝子変異の検出・同定することができなかった.
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