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2022 年度 研究成果報告書

食道癌におけるT cell informed phenotypeの網羅的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16476
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

八木 泰佑  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (60836253)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード胃癌 / 遺伝子解析 / 性差
研究成果の概要

胃がんにおいて全遺伝子解析を行うと、男性ではTP53変異が有意に多く、女性ではCDH1、PIK3CA、ERBB3、TRRAP、KRAS変異が有意に多かった。
T cell inflamed phenotypeとnon T cell inflamed phenotypeに分類したところ、T-cell inflamed phenotypeの生存転帰は女性で有意に不良であった。
なぜ性別で生存転帰に差が出るかを明らかとするためにT cell inflamed phenotypeで発現が有意に上昇している遺伝子を検索すると、CCL18とCD8の発現に性差を認めた。

自由記述の分野

消化器癌、遺伝子解析

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で、胃癌において抗腫瘍免疫の作用に性差があることが示唆された。様々な癌腫で免疫チェックポイント阻害剤が有効な治療手段として認識され実臨床でも使用されているが、免疫チェックポイント阻害剤を使用しても有効な治療効果を得られない症例も多い。本研究は胃癌における抗腫瘍免疫に男女で性差がある可能性を示唆しており、今後様々な癌腫で研究が進むことで今後の化学療法における個別化治療の発展のための礎となる研究となりうる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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