今後の研究の推進方策 |
今後は、3) VV-ECMO下の肺保護換気 4) VV-ECMO下の肺保護換気+NO吸入 (20ppm)群の実験を進行する。実験終了後は保存検体の組織学的評価(組織学的肺障害スコア、肺胞上皮細胞のアポトーシスの頻度、微小血栓形成の程度)、血液生化学(炎症性サイトカイン測定(IL-1β, IL-6, IL-8, TNF-α)、肺組織RT-PCR: platelet activating factor, protease-activated receptor (PAR-1), PAR-2, PAI-I, t-PA, 肺表面活性物質アポ蛋白遺伝子SP-A、SP-B、のmRNAの発現量定量)の比較・解析を行いARDSに対するVV-ECMO環境下におけるNO吸入療法の治療効果と生体に与える影響を検討する。研究結果は、国内・国外の外科・呼吸器関連の学会、及び論文での発表を行う予定である。
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