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2023 年度 研究成果報告書

ARDSに対するVV-ECMO環境下における一酸化窒素吸入投与の有効性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16525
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55040:呼吸器外科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

森 彰平  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30648100)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード一酸化窒素吸入 / ARDS / VV-ECMO
研究成果の概要

VV-ECMO体外循環回路にNO吸入療法を併用する治療モデルは問題なく構築可能であり、本研究の目的のひとつである、ラットでのプレクリニカルモデルの開発を達成できた。また、循環動態の比較ではVV-ECMO群と比べてVV-ECMO+NO吸入群ではVV-ECMO開始後の血圧が維持されており、NO吸入による右心負荷軽減が、VV-ECMO中の血圧維持に寄与した可能性があると考えられた。非VV-ECMO環境下ではNO吸入による一部の炎症性サイトカインの低下効果が確認された。

自由記述の分野

呼吸器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

VV-ECMO体外循環回路にNO吸入療法を併用する治療モデルは問題なく構築可能であり、ラットでのプレクリニカルモデルの開発を達成できた。今後、条件を変えてARDSに対するNO吸入効果を検証する動物実験モデルになりうる。VV-ECMOだけではなく体外式CO2除去治療との併用やNO濃度を増減させた治療効果の検証なども期待される。また本研究で得られた結果からはNO吸入が、血清中炎症性サイトカイン低下させる効果がある可能性や、VV-ECMO開始後の循環動態維持に寄与する可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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