下歯槽神経ブロック (IANB) は確立された技術だが、術者間誤差が大きい。 合併症を理由に好まない歯科医もいる。 しかし、疼痛管理に有用な技術であり、確実なIANBは術者と患者双方に利益をもたらす。 本研究の目的は新たに開発した「IANBデバイス」を使用したガイド下IANBの有効性を調査することであった。 痛みが消え、下唇の感覚閾値が上昇すれば成功とした。 全被験者は「IANBデバイス」の調整を必要とせず、下唇の閾値上昇と痛みの消失が確認された。合併症は認めなかった。 「IANBデバイス」の使用は従来の方法と比較して、術者間誤差を排除し、安全性と成功率を向上するのに役立つ可能性があった。
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