研究課題/領域番号 |
21K16565
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
長島 史明 東京医科大学, 医学部, 助教 (10617682)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 蘇生後脳症 / シクロフィリンD |
研究実績の概要 |
2021年度に行った実験によりシクロフィリンD欠損マウスは心停止後の生存率が野生型のマウスと比べて有意に高くなること、神経学的予後が有意に良好である事が分かっていたため、2022年度はそのメカニズム解析としてWestern BlotやqPCRを行った。その結果、サイクロフィリンD欠損マウスは心停止蘇生後の脳の炎症に関わる遺伝子の発現が野生型に比べて有意に抑えられることが分かった。また、アポトーシスを抑制するタンパクに有意な差を認めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床業務が多忙につき、研究を行える時間が想定より少なかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に行ったメカニズム解析を、脳だけではなく、心臓や肝臓のサンプルを用いて行うほか、組織学的な検証を行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
臨床業務が多忙であり、当初想定していた研究時間が十分に確保できず、使用した実験動物の数が少なかった事や実験試薬の購入が無かったから。使用計画としては、実験継続のためにマウスの購入やメカニズム解析に使用する試薬の購入費に使用する予定である。
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