研究課題/領域番号 |
21K16582
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
岩井 拓磨 日本医科大学, 医学部, 助教 (60614782)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 絞扼性腸閉塞 / DNA分解酵素 / cell-free dna |
研究実績の概要 |
本研究は末梢血中long fragment cfDNA、DNA分解酵素活性による絞扼性腸閉塞の新規診断法に関する研究である。絞扼性腸閉塞、ならびに癒着性腸閉塞症例の血液サンプル集積は順調であり目標としていた50症例に到達している。とくに2022年には絞扼性腸閉塞におけるcell-free DNAのfragmentが動脈血、静脈血で異なるという知見が得られた。cell-free dnaの代謝・排泄を考える上でも、絞扼性腸閉塞診断法に用いる末梢血の選択においても注目すべき知見である。残りの症例で実験・測定を行い、データ解析終了次第論文作成に移行可能な段階である。 またImpact誌にて本研究に関するinterview記事が掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
試薬の流通・調達状況から実験実施に遅れが生じた。2022年後半に実験準備が整ったため2023年に速やかに再開予定である。
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今後の研究の推進方策 |
実験データ解析次第、論文投稿準備に移行する。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19感染拡大による影響で、実験試薬調達遅延や発表を予定していた学会・研究会の中止が続いた点が挙げられる。
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