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2023 年度 実施状況報告書

集中治療医の臨床判断を支える低侵襲循環機能モニタリング

研究課題

研究課題/領域番号 21K16598
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

西川 拓也  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 上級研究員 (50823861)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード循環モニタリング / 呼気終末期陽圧 / 循環動態
研究実績の概要

本研究の開発目的は、循環動態に呼気終末期陽圧(PEEP)が与える影響を明らかにして、低侵襲な循環機能推定を行う手法を確立することである。
令和5年度はPEEPが循環動態に与える影響について、左心機能の状態を変化させて評価した。PEEPは心拍出量の減少をもたらすが、左心機能が低下していると、その定量的な影響は減弱した。左房圧については、正常心では上昇し、左心機能低下状態では、低下傾向となった。またシミュレーションモデルを構築し、右心不全についても検討したところ、心拍出量については、同様の結果となり、左房圧と右房圧が左心不全とは対称的な傾向を認めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

PEEPを応用した循環機能モニタリングの基本的な枠組みは構築できたが、論文作成が遅れている。

今後の研究の推進方策

PEEPと循環動態がどのように関与するかを定量的に示し、また、PEEPを用いた循環機能推定について論文化し、研究内容を社会に公表する。

次年度使用額が生じた理由

一部の研究について、効率化をはかり予算を削減できた。
また発表予定であった論文が遅れたため、次年度に用いる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] The impact of ECPELLA on haemodynamics and global oxygen delivery: a comprehensive simulation of biventricular failure2024

    • 著者名/発表者名
      Matsushita Hiroki、Saku Keita、Nishikawa Takuya、Yokota Shohei、Sato Kei、Morita Hidetaka、Yoshida Yuki、Fukumitsu Masafumi、Uemura Kazunori、Kawada Toru、Yamaura Ken
    • 雑誌名

      Intensive Care Medicine Experimental

      巻: 12 ページ: -

    • DOI

      10.1186/s40635-024-00599-7

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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