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2023 年度 研究成果報告書

新規のレドックスインジェクタブルゲルを併用した急性期脳損傷に対する再生医療

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16601
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

高橋 利英  筑波大学, 医学医療系, 客員研究員 (50881562)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード急性期脳損傷 / レドックスインジェクタブルゲル / 再生医療
研究成果の概要

Embryonic Stem Cell(ES細胞)はE-Cadherinを介して移植細胞の成熟度を調節し、移植細胞の生着・増殖を促す可能性が指摘されている。逆にN-Cadherinは神経細胞の移動・遊走と成熟に重要な 役割を果たし、これにより移植細胞の生着後に神経細胞の増殖を促すことができる可能性もある。まずは、間葉系細胞である歯髄幹細胞でE-Cadherin抗体およびN-Cadherin抗体を利用した細胞成熟コントロールの可能性を検証した。E-Cadherin群は低酸素状態では細胞への障害が少ない可能性が示唆された。N-Cadherin群は細胞の成熟促進効果の可能性が示唆された。

自由記述の分野

頭部外傷

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の神経分化誘導方法では幹細胞の分化、増殖が進み、長期に未成熟状態を維持することが困難であるが、 E-cadherinを介した幹細胞は未成熟を維持し増殖能も有することが報告されている。逆にN-Cadherinは神経細胞の移動・遊走と成熟に重要な役割を果たすことが報告されている。本研究において、ヒト歯髄幹細胞の培養においてもE-CadherinとN-Cadherinのこのような役割が示された。
この結果は、細胞培養を行う今後の研究においても応用できるものであり意義があると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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