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2023 年度 実施状況報告書

非接触式3Dスキャナを活用した脳神経外科手術ARナビゲーションシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K16639
研究機関自治医科大学

研究代表者

大谷 啓介  自治医科大学, 医学部, 講師 (90790676)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード3Dスキャナ / ARナビゲーション
研究実績の概要

脳腫瘍やてんかんの手術で摘出範囲の記録や脳表電極の位置の記録などで術中の3Dデータの取得が必要となることがある。従来はナビゲータを使用して一点ずつ3D座標を記録していたが、対応点の記録など煩雑でわかりにくい。そのため簡便にリアルタイムで表層3Dデータを取得できる技術が必須であり、汎用の非接触式3Dスキャナの活用が有用と考え,ナビゲーション補正など多岐への応用を考えている。
今年度も昨年度に引き続き、開頭手術例への実際の3Dスキャンを行った。新たに導入した、精度0.045mm、解像度0.2mmと、より高精細スキャンが可能な3Dスキャナ(Einscan pro HD(Shinning 3D社)を用いた。スキャン方法は同様であるが、ARナビゲーションと組み合わせ、同一座標上に重畳することが可能となっている。実際の症例として脳腫瘍 13例 てんかん頭蓋内電極留置手術 2例に加え、今年は、脳腫瘍 3例を追加した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

手術症例が少なく、上記3Dスキャンの実施も遅れた。
今後症例の集積を進めていく。

今後の研究の推進方策

3dスキャン方法としては変更はない。今年度も症例集積を進めていく。3d座標系から標準脳座標への変換などを引き続き進めていく。脳腫瘍およびてんかん外科症例以外の手術症例も実施を進めていく

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍のために予定していた学会参加がなかった。
今年度については、ロサンゼルスで開催予定のアメリカてんかん学会総会(American epilepsy society annual meeting)での学会発表を予定しているため、こちらへの参加費および旅費として使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Surgical simulation using the patient 3D model to safely perform stereotactic intracranial electroencephalography (SEEG) with ROSA2023

    • 著者名/発表者名
      keisuke ohtani
    • 学会等名
      american epilepsy society anual meeting
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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