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2023 年度 研究成果報告書

シングルセル遺伝子発現解析/エピゲノム解析による骨巨細胞腫の発生・進展過程の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16648
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

津田 祐輔  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70896018)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードシングルセルRNAシークエンス / Regulatory T cell / 組織微小環境
研究成果の概要

明細胞肉腫のシングルセル解析を行い、特にリンパ節内にはCD4+細胞やCD8+細胞は、BATF+ FOXP3+ CTLA4+ CD4+ T cell (Regulatory T cell, Treg)やLAG3+ PD1+ CD8+ T cell(Exhausted T cell)が多く、免疫抑制的な腫瘍環境を形成していた。T regはTGFβ1やCXCL12によって分化誘導されることが知られており、MacrophageやEndothelial cellのTGFβ1リガンドとT細胞におけるTGFβ1受容体、FibroblastのCXCL12リガンドとT細胞のCXCR4受容体との結合が示唆された。

自由記述の分野

腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

シングルセル解析により、軟部明細胞肉腫の組織微小環境中の細胞種多様性を明らかにし、免疫細胞を含め異なる細胞種間相互作用を抽出した。免疫抑制的な環境が構築されていることが示唆された。特に、CTLA4+ Tregが増加しており、皮膚メラノーマと同様に抗CTLA4抗体による免疫治療が有効である可能性が考えられた。軟部明細胞肉腫に対するシングルセル解析を行った報告はなく、学術的意義が高い研究である。

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公開日: 2025-01-30  

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