研究課題/領域番号 |
21K16655
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
上村 圭亮 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70871367)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 骨密度予測 / 仮想X線 / DXA / 骨密度計測 |
研究実績の概要 |
骨粗鬆症の診断にはDual-energy X-ray absorptiometry (DXA)による骨密度測定が推奨されている。しかし、DXAを導入している施設は限定的であるため、骨粗鬆症の診断や続発する脆弱性骨折の予防が十分に行われていないのが現状である。 本研究ではDXA、X線画像、CT画像、患者背景の情報が整理されたデータセットを用い、日常診療でアクセスの容易な股関節X線画像から骨密度を推定するシステムを構築する。データセット解析には近年飛躍的に発展してきた人工知能を用い、X線画像から抽出した骨領域のみの画像における大腿骨の輝度値、骨梁構造、皮質骨厚などの因子、ならびに身長、体重などの患者因子をもとに骨密度を推定する。 現在200例を用いて学習データを作成し、完成したモデルを同施設、他施設のX線画像にテストすることによってその精度、汎用性の確認を行っている。手法の概要は完成しており、現在特許出願の準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
手法の根幹となる部分が確立し、3施設のX線に対して高精度で骨密度の予測が可能となり、計画通り進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
数施設で精度検証し良好な結果を得ている。今後多施設研究に拡大することによりシステムの汎用性を調査する
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次年度使用額が生じた理由 |
2021.7に申請者の異動があったため、物品の購入を先延ばしにする必要が生じたため。また、COVID-19の影響で国内外の学会がオンライン開催され、旅費、参加費が予定より下がったため。
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