現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
上記内容に加え、軟骨特異的CCN3過剰発現マウス (Tg)のX線解析を追加した。その結果、初期段階で大腿骨頭と上腕骨頭の変形が明らかになり、免疫組織化学的解析では、アグリカンネオエピトープ染色の蓄積、およびTgの大腿骨頭と上腕骨頭のCCN3 染色と関節表面の粗面化が示された。Tgの大腿骨頭由来の軟骨細胞は、Ccn3、Adamts5、p16、Il-6、および Tnfα の発現の増強と、Col2a1およびanの発現の減少を示した。 これらの結果は、年齢やメカニカルストレスに関係なく、OA変化とCCN3の発現との相関関係を示している。 さらに、マンキンスコアは、Ccn3の発現レベルがOAの進行と相関していることを示している。 以上を論文化し、acceptされた(Elevated Expression of CCN3 in Articular Cartilage Induces Osteoarthritis in Hip Joints Irrespective of Age and Weight Bearing. Kazuki Hirose, Miho Kuwahara, Eiji Nakata, Tomonori Tetsunaga, Kazuki Yamada et al. International Journal of Molecular Sciences. 2022, 23, 15311.)。
|