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2022 年度 実施状況報告書

淡明型腎細胞癌における5番染色体長腕伸長の生物学的意義について

研究課題

研究課題/領域番号 21K16725
研究機関山形大学

研究代表者

成澤 貴史  山形大学, 医学部, 助教 (20594328)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワード腎細胞癌
研究実績の概要

当院で有転移淡明細胞型腎細胞癌と診断され、腎摘除術を実施された60症例を対象とし、原発巣のFFPE切片よりHE染色にて、免疫微小環境も含めた代表的なブロックを選別し、連続切片として切り出したものよりRNAを抽出、次世代シーケンサーを用いた遺伝子発現網羅解析を実施した。5q遺伝子群のうち、CD74、CTNNA1、EGR1、FLT4、NPM1といった遺伝子は、VEGFAといった腎細胞癌で典型的に高発現とされている遺伝子と同レベルの高発現を示していた。既報にない、CD74とCTNNA1について、淡明細胞型腎細胞癌細胞株を用いて、siRNAによる標的遺伝子ノックダウンを実施した所、細胞増殖能の低下をMTSアッセイの結果認めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

人員不足もあり、実験計画の実施が遅れている。

今後の研究の推進方策

CD74およびCTNNA1の遺伝子ノックダウンにより細胞遊走能に同様な影響を与えるか、また細胞内増殖シグナルにどのような影響を与えるか、Westernblot等を実施し検討していく予定。

次年度使用額が生じた理由

概ね計画通り使用しているが、会計上の小さな差額のため翌年度繰り越しを許容いただきたい

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公開日: 2023-12-25  

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