CRPCがカバジタキセル(CBZ)抵抗性をきたす機序を解明し、新規治療戦略を構築することは前立腺癌患者の予後改善に不可欠である。RNA microarrayの結果、Long non-coding RNAであるTP53TG1がCBZ耐性化の機序に関与している可能性が示唆された。また、コーヒー含有抗炎症作用物質カーウェオールとカフェストールがCBZ耐性前立腺癌細胞株に対する増殖抑制、遊走抑制効果を持つことを明らかにした。この作用機序を解明することでCBZ抵抗性をきたす機序の解明につながる可能性が示唆された。
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