CRISPR/Cas9システムによるゲノム編集技術で樹立したDdx31ノックアウトマウスを用いて、Ddx31が尿路上皮癌多段階進展機構へのメインファクターであるかどうかを理解することが可能となる。尿路樹皮がんにおいてがん免疫とのDdx31との関連性は未報告である。Ddx31による多段階発癌メカニズムとがん免疫との理解を進めることは、尿路上皮癌治療の革命となりうる。最終的に副作用が少なく高い治療効果が期待される治療法を検討し,作製した発癌マウスモデルでの免疫チェックポイント阻害薬による治療効果とDDX31を治療標的とした治療効果を検討していきたい。
|