研究課題/領域番号 |
21K16797
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 千絵 岩手医科大学, 医学部, 任期付助教 (70883726)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 子宮内膜症 / 子宮内膜症関連卵巣癌 / miRNA |
研究実績の概要 |
本研究では、摘出された癌組織と子宮内膜症組織から、腺管分離法を用いて癌腺管と癌間質、または子宮内膜症の腺管と間質に分けたもの各々のmiRNA発現を解析する予定であった。RNAサンプルを採取するためには、サンプル中に残存するgDNA(ゲノムDNA)を除去するためのDNase処理や保存環境を-80℃で行うなどのことが必要であった。しかし、当施設にて保管されていた、腺管分離用検体は、以上の条件を満たしておらず、そのサンプルから採取されたもののRNAの品質は悪く、解析結果に支障をきたすことが分かった。そのため、解析に使用するサンプルをパラフィン臨床検体から採取することで、RNAサンプルの品質は保たれることから、サンプル採取の変更を考えている。その場合癌腺管と癌間質、子宮内膜症の腺管と間質に分けるためには、レーザーマイクロダイセクションにて分離する方法があるが、技術的に可能かどうか、現在検討中ある。サンプルの採取が完了できたら、miRNA発現の解析をGeneChipR miRNA 4.0 Array (Thermo Fisher Scientific, Inc.) を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初、腺管分離検体からサンプルを採取する予定で進めていたが、サンプルのRNAの品質が保たれていないことが分かり、結果に支障をきたすことが分かったため、サンプル採取方法を変更する必要が出てきたため。 また、研究者本人が産休・育休の期間があり、研究を中断する時期があったため、継続的な研究が行えていないため。
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今後の研究の推進方策 |
早急にサンプル採取方法を確立し、miRNAの解析を行う必要がある。パラフィン臨床検体は当施設にて保管はされているため、適切な症例を集め、解析を行なっていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究者が産休・育休取得に伴い、研究中断時期があり、研究進行が遅れているため。今後研究に対する使用計画を再度立て直す必要があるが、まずはサンプル採取を行った後に、miRNA解析を進めるために、必要物品を購入していきたいと考える。
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