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2023 年度 研究成果報告書

子宮内膜症におけるトロンボキサンの役割解明と治療応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16821
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

服部 響子  北里大学, 医学部, 助教 (30566948)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード子宮内膜症 / マクロファージ / トロンボキサン
研究成果の概要

マウス異所性子宮内膜症モデルを作成し子宮内膜症進展における内因性トロンボキサンの役割を調べた。トロンボキサン受容体シグナルを阻害すると、子宮内膜症病変に集積するトロンボキサン受容体シグナル欠損マクロファージが血管新生やリンパ管新生を促進させて子宮内膜症が進展することが分かった。子宮内膜症を軽減するためにトロンボキサン受容体を標的にした治療法につながる可能性が示唆された。

自由記述の分野

婦人科

研究成果の学術的意義や社会的意義

子宮内膜症の治療には、鎮痛剤による対症療法、ホルモン療法、手術療法などがあるが、ホルモン療法や手術療法は挙児を希望する女性に対しては選択しにくい場合があり、より有効な治療法が望まれる。アゴニストによる選択的なTP受容体活性化が子宮内膜症の成長を抑制することを考えると、TP受容体シグナルを標的とすることは、子宮内膜症の治療にとって実行可能な選択肢である可能性がある。TP受容体シグナルを標的とした子宮内膜症進展の制御は、新たな子宮内膜症治療への足がかりとなり、子宮内膜症に悩む女性の治療の選択肢が広がることが期待される。
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公開日: 2025-01-30  

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