• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

唾液腺癌癌幹細胞をターゲットとした新規治療戦略の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K16845
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター) (2022-2023)
九州大学 (2021)

研究代表者

中野 貴史  独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 客員研究員 (20770100)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード唾液腺癌 / 頭頸部癌 / 癌幹細胞 / 分子標的治療
研究成果の概要

九州がんセンター及び九州大学での症例の収集及び臨床病理学的情報の収集・解析を行なった。進行唾液腺癌ではEGFR発現の頻度は高いが、EGFRをターゲットとしたレジメンの治療効果は十分には得られなかった。また、進行頭頸部癌においては免疫チェックポイント阻害薬の忍容性と効果について示した。特にこれまでに十分なデータのなかった上咽頭癌でも効果を認めることを示し、免疫チェックポイント阻害薬が治療の選択肢の一つになり得ることを明らかにした。

自由記述の分野

唾液腺癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

唾液腺癌の有効な治療法は手術療法のみであり、遠隔転移を有する症例に対しては有効な全身治療選択肢や十分な予後マーカーは未解明である。唾液腺癌でEGFRは高頻度に発現していることを多数の症例で示せたことは、今後の治療ターゲットになり得ることを示したため意義深い。更に、上咽頭癌を除く頭頸部癌で有効性が証明されていた免疫チェックポイント阻害薬を含む治療レジメンも、上咽頭癌でも忍容性・有効性を明らかにした。手術困難例が多く、転移しやすい上咽頭癌に対して有効な治療選択肢が増えたことも非常に意義深いと考えられる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi