研究課題/領域番号 |
21K16860
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
南方 寿哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10770612)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | カルシウム感知受容体 / ノックアウトマウス |
研究実績の概要 |
昨年度に引き続きノックアウトマウスの作製を行った。しかし、全身のCaSR/PTHダブルノックアウトマウスを作製に成功したが、一部は生後数日は生きたが大部分は生後数時間で致死となってしまった。 そこで、次に内耳特異的なコンディショナルノックアウトマウスの作製に着手している。CRISPR/Cas9システムを用いた内耳特異的にノックアウトを行う方法を模索している。過去の内耳特異的なコンディショナルノックアウトマウスの報告などに基づきCASR/PTHの内耳特異手的なノックアウトマウスの作製を行っているが、現時点で良好なノックアウトマウスの作製には至っておらず難航している。 そこで、並行して以前開発した方法で内耳にCASRの阻害薬を直接投与したマウスを用いた解析にも着手しているが、内耳を開窓し薬剤を投与し、その後投与状態のまま解析を以前は行っていたが、そのマウスを生存させるために、内耳開窓部の閉窓をどうのようにすれば聴力障害を最小限にとどめることができるのか、投与後の生存をどのようにさせるべきかについて現在検討を行っている状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定していた方法ではノックアウトマウスの作製が行えず別の方法を模索しているが難航している。
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今後の研究の推進方策 |
まずノックアウトマウスの作製を目指す。しかし、難航しておりその際は以前開発した方法で内耳にCaSR阻害薬を投与したマウスを生存させ機能解析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナで延長できた19K18738より使用したため次年度への持ち越しとなった。 次年度もノックアウトマウスの作製を行う予定である。
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