研究課題/領域番号 |
21K16875
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
橋本 左和子 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (20826367)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 加齢黄斑変性症 / 高齢化 / 有病率 / 喫煙 / 食生活 |
研究実績の概要 |
加齢黄斑変性症(Age-related macular degeneration, 以下AMD)は、老化に伴って網膜の黄斑部に出血や浮腫をきたす疾患であり、我が国の視力低下の主原因の一つであるため超高齢化社会を迎える我が国にとって公衆衛生上の優先課題である。そこで今回研究代表者はわが国におけるAMDの有病率の長期的有病率推移を検討するとともに、加齢以外の危険因子として重要な喫煙率の変化、予防因子として注目されている抗酸化効果を持つ食品(緑黄色野菜、青魚など)摂取状況との関連を検討することとした。 研究代表者らは現在、福岡県久山町研究の健診結果を基に、ここ10年(2007年、2012年、2017年)の眼底写真を用い初期、中期AMDを含めた国際分類に従ってAMDのステージングを行い、内科因子、食事摂取状況を含めた包括的データセットを作成中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2013年に提唱されたAMD国際分類をもとに全ての眼底写真(各約3000人)の見直しと判定及び分類を行っているため。
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今後の研究の推進方策 |
2007,2012,2017年の久山町住民に対する健診結果をもとにAMDの判定、分類が終了後、長期有病率推移及び栄養摂取状況との関連を検討するため包括的データセットを作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
毎年行われている久山町健診に関わる物品、人件費や、研究成果を発表する学会出席費用が必要と思われるため。
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