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2023 年度 研究成果報告書

体外培養した骨髄由来免疫抑制細胞の局所炎症環境下における免疫抑制能の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16884
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

藤本 啓一  順天堂大学, 医学部, 助教 (10876684)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード骨髄由来免疫抑制細胞 / 角膜移植 / 血管新生 / リンパ管新生 / 制御性T細胞 / 免疫寛容 / 炎症 / 免疫
研究成果の概要

C57/BL6Jマウスの骨髄細胞をIL-6、顆粒球単球コロニー刺激因子(GM-CSF)と共培養し、骨髄由来免疫抑制細胞(BM-MDSC)を誘導した。IL-6とGM-CSFの共培養により誘導性一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現が増加したBM-MDSCが誘導された。BM-MDSCの混合リンパ球反応への付加により炎症性サイトカインの減少、抑制性サイトカインの増加、T細胞増殖の抑制、制御性T細胞の誘導を認めた。結膜下注射によるBM-MDSCの角膜移植片へ移行ならびに生存率の延長、血管新生ならびにリンパ管新生の抑制を認めた。BM-MDSCはiNOS経路を介したマウス角膜移植片の拒絶反応抑制を示した。

自由記述の分野

眼免疫

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、体外培養した骨髄由来免疫抑制細胞(BM-MDSC)の免疫抑制効果を高リスク角膜移植マウスモデルで検証し、ヒト角膜移植における新規免疫寛容療法開発の基盤研究を実施した。BM-MDSCの混合リンパ球反応への付加により炎症性サイトカインの減少、抑制性サイトカインの増加、T細胞増殖の抑制、制御性T細胞の誘導を認めた。結膜下注射によるBM-MDSCの角膜移植片へ移行ならびに生存率の延長、血管新生ならびにリンパ管新生の抑制を認めた。BM-MDSCは誘導性一酸化窒素合成酵素経路を介したマウス角膜移植片の拒絶反応抑制を示した。

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公開日: 2025-01-30  

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