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2021 年度 実施状況報告書

網膜シート移植手術成績向上のための網膜内層評価

研究課題

研究課題/領域番号 21K16888
研究機関地方独立行政法人神戸市民病院機構神戸市立医療センター中央市民病院(第1診療部、第2診療部、第3診療部

研究代表者

横田 聡  地方独立行政法人神戸市民病院機構神戸市立医療センター中央市民病院(第1診療部、第2診療部、第3診療部, 中央市民病院, 医長 (30885405)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード遺伝性網膜ジストロフィ / 網膜色素変性 / 緑内障 / 網膜神経繊維層厚
研究実績の概要

2021年度は網膜変性疾患患者の網膜内層の解剖学的変化について検討をおこなった。遺伝性網膜変性の代表疾患である網膜色素変性患者において、視野障害の程度や年齢と乳頭周囲網膜神経線維層厚の菲薄化が相関していることを明らかにした。以前の報告で、緑内障の合併例が多いことは報告していたが、それと合わせて、高齢の網膜色素変性患者では緑内障管理が視野でも網膜神経線維層厚でも影響を受けるため難しくなることを、WGC2021で報告した。また、緑内障学会学術集会において、網膜色素変性による網膜外層障害による視野障害を来している部分の緑内障性網膜内層障害が進行している例に対して、以前は網膜外層の治療法がなかったため緑内障治療をしないことも選択肢であったが、網膜外層治療が可能となった場合に網膜内層機能の有無が網膜外層治療対象となるかどうかの判断材料の一つとなるため、進行した網膜変性疾患においても緑内障治療の継続が必要であることを報告した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

3年間において主に3つの課題を検討する予定としていたが、そのうちの1つ目の課題に対しての成果報告が可能であった。また2つ目、3つ目の課題に対しては、研究のためのデータ取得の準備を開始した。

今後の研究の推進方策

計画通りに研究計画に沿って継続して参ります。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19により国際学会への渡航ができなくなったことや、一部ソフトウェアの購入が他で代替可能であり、購入を見送ったことなどから、今年度の支出が予定より減りました。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Circumpapillary retinal nerve fiber layer thickness is affected by retinitis pigmentosa2021

    • 著者名/発表者名
      Ai Hagimoto, Satoshi Yokota, Daiki Sakai, Shogo Yamamoto, Satoru Yoshimizu, Masashi Fujihara, Akiko Maeda, Yasuhiko Hirami, Yasuo Kurimoto
    • 学会等名
      WGC-2021
    • 国際学会
  • [学会発表] 網膜色素変性による視野障害を有する患者における緑内障管理2021

    • 著者名/発表者名
      横田聡、前田亜希子、平見恭彦、藤原雅史、栗本康夫
    • 学会等名
      第32回日本緑内障学会

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公開日: 2022-12-28  

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