研究課題/領域番号 |
21K16900
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
日景 史人 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30837547)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 甲状腺眼症 / IGF-1R阻害薬 / Linsitinib |
研究実績の概要 |
甲状腺眼症(GO)患者5名と対照群5名の患者各々から線維芽細胞(OF)を初期培養し、droplet culture法を用いてオルガノイドを作成した。IGF-1R阻害薬はLinsitinibを使用し、オルガノイドの硬度はマイクロ圧縮法により測定、線維化関連遺伝子およびタンパク質の発現はリアルタイムPCRおよび免疫染色により検討した。GOオルガノイドは対照群に比べ有意に硬くまた、LinsitinibをGOオルガノイドに作用させると組織硬度の減少とECM沈着が抑制されること分かり、IGF-1R阻害薬はGOオルガノイドにおいて線維化性変化を減弱させることが分かった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
線維芽細胞の培養に時間を要するがおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
線維性変化を深く追求するため今後ECMの変化を見ていく。
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