これまでにまず予防メカニズムの評価系としてとして、HPLCを用いたレチノイド分析の系の立ち上げを実施した。これによって網膜中のAll-trans-retinalと11-cis-retinalの存在比を測定することが可能となった。系の立ち上げの中で、1網膜からでもretinalを鋭敏に検出できる最適な条件を見出した。 AAVベクターを用いて生直後のP23Hマウスにキメラロドプシンの遺伝子導入網膜下注射で行ったところ、仮説の通り11-cis-rertinalの上昇する傾向が認められた。相対的に11-cis-rertinalが上昇することで、小胞体ストレスが軽減していることが示唆された。
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