研究実績の概要 |
ヒトのケロイド検体の採取が遅れているため、ヒトでの検討はまだできていない。臨床においては、周囲の炎症よりケロイドの悪化が見られる症例を経験しており、周囲の環境(炎症)がケロイドの増悪因子になる可能性を示唆する所見であると考えている。細胞老化随伴分泌現象(SASP)マーカーとしてIL-6,IL-8,VEGFなどのマーカーがあるが、これまで、ケロイド周囲においてIL-6の発現上昇している結果を得ている。今後、ケロイドの検体採取し、ケロイドとその周囲の組織で細胞免疫染色を行い、上記のマーカーに加え、Bata-galactosidaseなどのマーカーも調査し、老化細胞の発現についての検討を予定している。
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