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2021 年度 実施状況報告書

抗癌剤誘導性口腔粘膜炎における獲得免疫機構に着目した新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K16940
研究機関順天堂大学

研究代表者

西井 慧美  順天堂大学, 医学部, 助教 (00848674)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワード抗がん剤 / 制御性T細胞 / CD4T細胞
研究実績の概要

癌治療として広範に使用される抗癌剤は、治療有効域と副作用域の用量が接近しており、安全に治療を進めるためには、副作用に対する早期対応が重要である。なかでも、化学療法に伴う口内炎は、激しい痛みが患者の摂食意欲を低下させ、栄養状態だけでなく、治療意欲にも強く影響を与える重大な有害事象である。本研究では、抗癌剤誘導性口腔粘膜炎における獲得免疫応答の誘導機構、およびIFN-gamma産生の局所制御による炎症抑制機構を明らかにすることを目的に研究を行っている。本年度は、抗がん剤誘導性口腔粘膜炎モデルを用いて、効率よく、粘膜局所からT細胞を採取する実験条件の構築を行った。抗がん剤投与により炎症を惹起させた粘膜局所では、IFN-gamma産生T細胞、および制御性T細胞が浸潤していることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は、申請者が出産/産休を取得したことや、東北大学から順天堂大学へ移ったこともあり、研究の進行が遅れた。

今後の研究の推進方策

今後は、抗がん剤誘導性粘膜炎の他、他のT細胞浸潤性粘膜炎についても焦点をあて、粘膜局所に浸潤するT細胞のフェノタイプについて研究を遂行する予定である。

次年度使用額が生じた理由

申請者が出産/産休を取得したため、研究が予定より進まず、繰越金が発生した。

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公開日: 2022-12-28  

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