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2023 年度 研究成果報告書

HuRとRANKL陽性Th17細胞に着目した歯周病と多発性硬化症の関連機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16970
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関広島大学

研究代表者

宗永 修一  広島大学, 医系科学研究科(歯), 専門研究員 (20825327)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード歯周炎 / Porphyromonas gingivalis / 多発性硬化症 / 抗MOG抗体関連疾患
研究成果の概要

近年、歯周炎と全身疾患のかかわりが数多く報告されている。本研究では、歯周炎と多発性硬化症(MS)の関係を明らかにすることを目的とした。MSモデルマウスに歯周病原細菌であるPorphyromonas gingivalis(Pg)を口腔投与することで、MSの症状の増悪および炎症性マーカーの上昇を認めた。Pg感染がMS増悪に関与する機序を免疫細胞などに焦点をあてて検討したが、分子メカニズムの解明には至らなかった。

自由記述の分野

歯周炎

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯周病は40歳以上の約8割が罹患している疾患である。MSの推定患者数は全世界で約250万人におよぶ難病であり、本邦でのMS患者数は近年増加している。また、根治療法は存在しない。歯周炎とMSの関係を分子レベルで解明することは、歯科医療が口腔のみならず全身の健康に寄与していることを示す上で重要である。本研究で歯周炎がMSの症状増悪に関与する可能性が示唆されたが、分子メカニズムの解明には至らなかった。2つの疾患を結びつける因子が解明されれば、両疾患における新しい治療方法や創薬開発につながる可能性も見込まれるため、今後の研究が望まれる。

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公開日: 2025-01-30  

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