研究課題/領域番号 |
21K16973
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
高田 鮎子 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (70825968)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | GONAD / p16 / フキエキス / 加齢モデルマウス / SASP / アンチエイジング |
研究実績の概要 |
本年度においては,遺伝子改変モデルマウスを作成するための技術を取得し,妊娠マウスの卵子への遺伝子導入を,crispar/cas9の仕組みを利用しGONAD法にて実行した。加齢に関係する主要遺伝子であるp16のプロモーター領域のノックアウトを試みた。成長したマウスのDNAのジェのタイピングを行った結果,,8匹の子マウスのうち,ホモが1,ヘテロは2匹の作成に至った。今後はこのホモマウスの維持を行いながら,p16プロモーター領域のノックアウトによる機能変化および加齢変化を観察し,加齢モデルマウスの確認を行ったのちにフキエキスの抗加齢変化およびアポトーシス誘導の実験に使用する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
加齢モデルマウスの作成に時間を要したため。さらに,本研究にかける時間を確保できなかったのが理由である。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度はGONAD法による遺伝子改変モデルマウスの作成に時間を要したが,作成に至った。今後はこのモデルマウスを維持しながら実験への利用が可能となり,研究が進められると考えられる。
|
次年度使用額が生じた理由 |
本年度はすでにあった機器や試薬にて研究を行った為,使用額が少なくなった。本年度は遺伝子改変マウスの維持および加齢加齢関連遺伝子の変化をアレイまたはシーケンスにて分析を行う費用に使用する。また,他の遺伝子をターゲットとした改変マウスの作成や,学会発表および論文作成への費用として使用予定である。
|