研究課題
コロナによる研究室への立入制限や人数制限が緩和されてきたところであったが濃厚接触の疑いが相次いだため、研究活動を制限せざるを得なかった。そのため、特に動物実験については予定していたうちの一つのみの実施にとどまった。細胞実験に ついて研究プランにそって進めたが遅れを生じている。具体的には動物実験として、C57BL/6Jマウスの切歯を露髄させ、LPSを貼付して実験的歯髄炎を行い、その後歯髄を摘出し、microRNA(miR)並びにRNA抽出を行い、実験的歯髄炎後のmiR-210、低酸素誘導性因子hif1α、miR-210のターゲットである転写調節因子upstream transcription factor 1 (USF1)の発現挙動についてリアルタイムPCR解析で経時的に確認した。細胞実験においては基本的にプライマリーのヒト歯髄細胞を用いて実験を行った。USF1の抑制や過発現を行ったあと、LPS刺激を行い、炎症性サイトカイン産生についてリアルタイムPCR解析、FACS CBA解析を行い、RNA、タンパク産生について確認を行った。またヒト歯髄細胞におけるUSF1の発現についてmiR-210の過発現後にLPS刺激を行い、蛍光免疫染色にて細胞内での局在を確認した。同様に低酸素でインキュベーションし、LPS刺激を行い、HIF1α、USF1の発現について蛍光免疫染色やウェスタンブロットを用いて確認した。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
Scientific Reports
巻: 12 ページ: -
10.1038/s41598-022-08987-3
10.1038/s41598-021-04453-8