• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

ハイブリッド機能性顎骨再建複合体の新規開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K17043
研究機関広島大学

研究代表者

小畠 玲子  広島大学, 医系科学研究科(歯), 専門研究員 (60884145)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードチタン多孔体
研究実績の概要

本年度はアルカリ処理にて生体活性チタン多孔体を作成し,骨芽細胞活性の分化動態の検討および骨質低下部位での骨形成促進効果を検討した.
製作したチタン多孔体(気孔率85%)に5N水酸化ナトリウム水溶液によるアルカリ処理を施し,蒸留水にて洗浄後,オートクレーブ滅菌し,生体活性チタン多孔体を製作した.controlとして洗浄の後オートクレーブにて滅菌した未処理チタン多孔体を用いた.
各条件の材料にマウス骨芽細胞様細胞(MC3T3-E1)を播種し,骨分化誘導培地にて培養し骨芽細胞活性を測定した.生体活性チタン多孔体は未処理チタン多孔体と比較し高い骨芽細胞活性を有することが示唆された.
ニュージーランドホワイトラビット骨質低下モデルの両側大腿骨に生体活性チタン多孔体および未処理チタン多孔体をそれぞれ埋植し,3週後に組織ブロックを採取,非脱灰研磨標本を作成した.組織学的観察および組織形態計測学的評価より,生体活性チタン多孔体は未処理チタン多孔体と比較し良好な骨形成を達成した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

細胞実験に時間を要したため.現在動物実験を行っている.

今後の研究の推進方策

生体活性チタン多孔体-インプラント複合体の製作および,ラビット骨質低下モデルでの埋入試験による骨形成ならびオッセオインテグレーションの獲得について検討する.その成果について学会および国際誌への発表を行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

動物実験を次年度に延長実施するため.
次年度に実験動物,試薬等の購入を予定している.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Implant Stability Following Osseointegration of Dental Implants in Bone Sites Reconstructed with Novel Porous Titanium Scaffold2022

    • 著者名/発表者名
      Wakamatsu K, Doi K, Kobatake R, Makihara Y, Yoshiga C, Tsuga K
    • 雑誌名

      J Hard Tissue Biol

      巻: 31 ページ: 115-120

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi