本研究はマウスc57BL/6Jを用いて咀嚼による迷走神経を介した分泌メカニズムの検討を行う。1. 健常マウスにおける迷走神経を介した咀嚼動態の相違が糖代謝に与える影響2. 糖尿病モデルマウスにおける迷走神経を介した咀嚼動態の相違が糖代謝系に与える影響を測定した。健常マウスにおいてアディポネクチン濃度、ニューロペプチドY濃度、PEPCK濃度、膵ベータ細胞面積で有意な差を認めたが、レプチン濃度において有意な差を認めなかった。糖尿病モデルマウスにおいて同様の実験を行ったところレプチン濃度で有意な差を認めたが、アディポネクチン濃度、ニューロペプチドY、膵ベータ細胞面積において有意な差を認めなかった。
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