今後の研究の推進方策 |
TNTは低温化学合成法により作製する。10Mの水酸化ナトリウム水溶液800mlを作製し、そこにTiO2粉末を2g加える。そのボトルをオイルバスに入れ115℃に維持したまま、24時間攪拌還流し、得られたスラリーに超純水を加え、粉末を洗浄、塩酸を加えることで、TNT粉末を作製する。TNT粉末を各種濃度のアメロジェニン水溶液に浸漬させたもの、TNT粉末、酸化チタン粉末を実験試料として用意する。表面解析は各種材料をSEM, SPM, XPS, XRD, FTIRにて解析を行い、アパタイト析出の適正条件を導き出す。大阪大学および大阪市産業技術研究所にて解析を行い、ミーティングにて検討する。生後8週齢のSD系雄性ラットの大腿骨骨髄から単離した骨髄細胞を24 wellプレートに播種・培養し,各種実験試料をそれぞれ添加し各種評価を行う.評価項目は各種細胞の初期接着,ALP活性,オステオカルシン量,カルシウム量ならびに遺伝子解析とする。
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