本研究では、スキャフォールドの材料やそれらを3次元造形した後の物性が、細胞挙動および骨再生に与える影響を検証した。スキャフォールドの基盤材料としては、polycaprolactone (PCL) を設定し、材質、気孔径、および支柱径などの条件検討を実施し、機器によるメカニカルストレスが付与可能なスキャフォールドを作製した。その後、スキャフォールドに再現性高く圧縮刺激を与えられるようなチャンバーを作製し、MC3T3-E1をスキャフォールド上で培養し、メカニカルストレスによる細胞応答を観察した。引き続き、スキャフォールドを介したメカニカルストレスが細胞挙動に与える影響を解析予定である。
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