今後の研究の推進方策 |
2022年度は口腔粘膜細胞におけるACE2の発現誘導機構を検討する。RT7, GT1 にTNF-α, IFN-γ などの炎症性サイトカインや各種Toll-like receptor ligand,ウイルス由来核酸などの微生物構成成分を添加することによるACE2の発現誘導をReal-time PCR法, Western blotting 法によって検討する。さらにACE2 欠損による抗ウイルス関連遺伝子発現の影響を明らかとするため,RT7, GT1 で誘導が認められた ACE2 を特異的 siRNA や中和抗体で抑制した際の誘導されるIFN-βなどの抗ウイルス関連遺伝子の影響を Real-time PCR法, ELISA 法にて検討する予定としている。
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