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2023 年度 実施状況報告書

地域脳健診での認知症発症と口腔機能の関連解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K17195
研究機関金沢大学

研究代表者

石宮 舞  金沢大学, 附属病院, 医員 (70834620)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード社会系歯学 / 口腔機能低下症
研究実績の概要

金沢大学脳神経内科では2006年より石川県七尾市中島町において地域在住高齢者の認知症等の脳老化関連疾患の早期発見、予防をめざした疫学研究(石川健康長寿プロジェクト)を行っている。2016年度からはAMEDの健康長寿社会の実現を目指した大規模認知症コホート研究に参加しており、全国8か所で同様の調査を行っている。金沢大学顎顔面口腔外科では2015年より口腔機能調査を開始し、認知機能低下と口腔機能に関連があるか研究を行っている。
2016年度から2018年度に行われたベースライン調査では、石川県七尾市中島町在住の60歳以上の住民約2600名を対象とした。約2500名に対して認知機能調査を実施、そのうち約1500名に口腔機能調査を実施した。2020年度には新型コロナウイルス感染症流行に伴う体調の変化を調査する目的でベースライン調査に参加した被験者を対象にアンケート調査を実施した。
2021年度より追跡調査を開始、地域の集会所において大規模健診を実施した。2022年度は大規模健診による調査に加えて、調査対象者の自宅を訪問する訪問調査を実施した。2023年度は訪問調査を実施した。ベースライン調査では訪問調査の際にも口腔機能調査を行っていたが、新型コロナウイルス感染症の感染予防の観点から、訪問調査では口腔機能調査を行わない方針となった。2021年度から2023年度の調査データ整理、分析を行っている。また、ベースライン調査と追跡調査のデータを比較して認知機能低下と口腔機能との関連を縦断的に検討する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2021年から2023年に計画していた追跡調査が終了した。追跡調査のデータ収集は予定通り行われており、データ整理および分析を行っている。

今後の研究の推進方策

2021年から2023年までに実施された追跡調査のデータ整理およびデータ分析を進め、ベースライン調査のデータと比較して認知機能と口腔機能との縦断的な関連について統計分析を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

2021年度に産前産後休業および育児休業を取得していた影響で、科学研究費の残余分があったため。
2024年度に能登半島地震による認知機能や口腔機能への影響を調査するために大規模健診を予定しており、健診に使用する器具や消耗品の購入を予定している。

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公開日: 2024-12-25  

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