研究課題/領域番号 |
21K17242
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研究機関 | 株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所) |
研究代表者 |
紀戸 恵介 株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 睡眠医学研究部, 特別研究員 (40774211)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 閉塞性睡眠時無呼吸 / 高齢者 / 睡眠医学 |
研究実績の概要 |
加齢とともに閉塞性睡眠時無呼吸の有病率が高くなることは欧米の疫学調査で既に明らかになっているが、実際の医療現場でどのような方法で診断していくかについて十分なコンセンサスが得られていない。Gold standardとしては、入院して特別な部屋を用いて終夜睡眠ポリグラフ検査を実施することが推奨されているが、高齢者にとっては敷居が高く、より負担のかからない簡便な手法を開発する必要がある。当研究では自宅でも実施が可能な携帯型睡眠評価装置を実際に高齢者に試用していただき、負担なく使用が可能か、またその診断精度がどの程度であるかについて検討し、どういう対象者にどのように使うべきかを解明していくことを目的としている。 しかし2021年度は研究代表者の学位取得が当初の予定より遅れ21年9月となり、年度前期は研究を実施できなかった。年度後期は21年12月に携帯型睡眠評価装置を購入し使用方法の確認を行なった。さらに同月行われた日本臨床神経生理学会学術集会に参加し情報収集に努めた。 研究計画に記載されている被験者についてはCOVID-19感染症の影響を受けて募集を行うことができなかったが、被験者の対象を当初の外来患者に限定せず、広く代替案を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の学位取得が当初の予定より半期遅れたこと、また研究の被験者の募集がCOVID-19感染症の影響を受けて実施できなかったため
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今後の研究の推進方策 |
次年度の研究についてはCOVID-19の感染状況を鑑み被験者の募集を行い実施する。また被験者の募集がすぐに始められないことが予想されるので、研究者が機器の使用に習熟するために自分自身や同僚の研究者に使用してもらって本番用の使用マニュアルや被験者用の説明書を作成する。同時に解析方法についても経験を積みどういうパラメータを中心に検討するかについて先行研究の論文を読みこなして準備していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究機関が半期遅れ、かつOCVID-19感染症の影響で国際学会などへの参加が困難であったため
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