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2023 年度 実施状況報告書

実践的EBM能力を有する医療者養成のための教育プログラム開発とその効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K17244
研究機関千葉大学

研究代表者

笠井 大  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (70815076)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワードEBM教育 / 医学教育 / 医学生 / 臨床研修医
研究実績の概要

本研究では医学生,研修医,指導医,教員に対するEvidence-Based Medicine (EBM)実践とEBM教育の現状調査とともに,多年次にわたるEBM教育プログラムの開発と実施,効果検証を行い,より効果的なEBM教育の拡充を図ることを目的としている.EBM教育の拡充は,EBMの適切な実践に基づいた質の高い医療の提供につながる.
研究3年目である2023度は,2021~2022年度に行った医学部4,5年 実習生を対象とした臨床実習におけるEBMの5ステップ(疑問の定式化,情報収集,情報の批判的吟味,情報の患者への適応,振り返り)の教育プログラムの検証結果を英語原著論文としてまとめ,医学教育領域の国際学術誌に投稿した.残念ながら1つ目の国際学術誌からはRejectであったが,2つ目の国際学術誌に投稿し,査読中である.論文投稿と並行して,本研究結果については,国内での周知のため,2024年8月開催予定の第56回 日本医学教育学会2023年学術集会にも演題登録を行っている.
さらに,臨床実習前教育におけるEBM教育の機会としてレポート執筆に着目し,医学部1年の学生を対象とするEBMの観点を取り入れたレポート執筆教育プログラムの開発した.2023年5月,6月に医学部1年の学生約120名に実施した.その効果について分析を行い,レポート執筆に関する能力向上のみならず,文献の引用に関する能力向上の可能性が示唆された.本研究結果についても医学教育領域の国際学術誌への投稿に向けて,英語論文化を進めている.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度4月より臨床実習におけるEBM教育実践について英語論文投稿を開始したが,採択に至っていない.現在,医学教育領域の国際学術誌に投稿し,査読中である.

今後の研究の推進方策

2023年度3月末時点で,英語論文1本が国際学術誌に投稿中,1本が執筆中であり,国内学会での発表も予定している.2024年度も引き続き研究結果の公表に向けての準備を進めていく.さらにまた,医学生,研修医に対する現行の教育手法の改善とともに新たな教育プログラム開発をさらに推進していく.

次年度使用額が生じた理由

原著論文の執筆および投稿に当たり英語校正費,掲載費を計上する.また,2024年度は情報収集のため国内外の学会に参加予定があり,出張費を計上する.

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公開日: 2024-12-25  

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