参加者は115名(医師81名(研修医49名、各科専門科32名)、医療スタッフ34名であった。手術室医療安全に関する教育受講経験者はいなかった。テストスコアはセミナー後で優位に上昇し(p<0.0001)、手術室経験年数や職種の違いでセミナー前後スコアに差は認めなかった。セミナーに対する評価も良好であった(満足度98%)。インシデント報告には熱傷、皮膚損傷(28件)、対極板トラブル(11件)などが含まれていた。インシデント報告数はプログラム導入前に総手術数の0.07%(49件)に対して、プログラム導入後は0.04%(12件)と減少した(p=0.04)。
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