研究課題/領域番号 |
21K17353
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
大崎 千恵子 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (80771568)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 報告・相談 / SBAR / 看護学生 / 新人看護職 / 教育訓練プログラム / 躊躇 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、看護学生向けSBARツールを組み込んだ臨地実習での教育訓練プログラムを開発・実施し、卒後の「報告・相談」技術への効果を明らかにすることである。看護系大学4年生に対してSBARによる報告・相談に関する講義、演習、臨地実習での実践訓練で構成された教育訓練プログラムを実施し、その効果を自記式アンケートで評価した。在学中に2回、新人看護職として就職した後に3回の追跡調査の結果、訓練を受けた対象群は、非対象群と比べて入職後にSBARによる報告・相談を実践する頻度が高い傾向にあった。臨地実習での実践体験が基盤となり、入職後のSBAR報告・相談の実践をあと押ししたと思われる。
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自由記述の分野 |
看護管理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、臨床実践で有用といわれているSBARによる報告・相談スキルのトレーニングを、看護基礎教育の段階で導入し、その効果を検証したことである。 チーム医療の実践では、同僚や他の医療専門職者との適切なコミュニケーションが重要であり、本邦でも伝達エラーを回避する方法としてSBAR活用が推奨されつつあるが、卒前教育における報告はかなり少ない現状である。本研究では、臨床の医療専門職が日常的に使用しているコミュニケーション・ツールを、看護学生の教育ツールとして組み込むことができた。看護学生と臨床看護師が共通のSBARツールを介することにより、卒前・卒後教育の連携が深まることに貢献したと考える。
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