研究課題/領域番号 |
21K17374
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研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
新藤 裕治 山梨県立大学, 看護学部, 講師 (90790709)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | くも膜下出血 / 術後 / 看護ケア / 早期回復 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,くも膜下出血患者の術後において回復に影響する要因を同定し,支援ニーズを踏まえた早期回復にむけた看護ケアプログラムを開発することである。計画している具体的な内容は,くも膜下出血患者の術後における①回復過程と影響要因との関連における定量調査(経時的な観点での回復過程と影響要因の同定),②支援ニーズの解明における定性調査(患者のありのままの体験による質的分析),③早期回復にむけた看護ケアプログラムの開発である。 本年度(2021年度)は、①②の調査を実施すべく、①定量調査において回復に影響する要因への調査項目を精選や要因同定に向けた外観を把握するため、既に実施しているくも膜下出血患者を対象にした過去5年間の診療情報データを後ろ向き調査結果を分析し影響する項目を確認した。その結果、年齢・在院日数・退院時身体機能・リハビリテーション治療が影響していることや約6割において栄養状態が低値得あることが明らかになった(この研究結果はすでに日本循環器看護学会,17(1),2022.論文投稿している)。この結果を基に、①定量調査②定性調査を実施するため、研究代表者の研究機関と調査対象施設の倫理審査機関に研究倫理の承認を得て、現在調査を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画や倫理審査の承認はおおむね計画通り順調に進展していた。しかしながら、本年度(2020年度)1月に調査開始を計画していたが、新型コロナ感染状況が拡大したため、開始時期を遅らせざるを得ない状況となった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染状況が落ち着いたため、現在は、調査を開始している。研究計画自体の変更はないため、今後も計画通り調査を実施していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度(2021年度)は、調査開始が遅れたため分析に関する物品購入費・旅費・人件費など経費の使用に至らなかった。研究計画内容に変更はないため、従来通り使用する予定である
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