本研究は、日本における同一助産師または少人数の助産師チームによる産前・出産・産後を通した継続ケア(MCOC: Midwifery Continuity of Carer)モデ ルの実施状況について、質問紙調査による現状把握を行った。その結果、2021年にMCOCを実施していた施設は、病院25.8% (107/415)、診療所13.8% (41/297)、助産所91.3% (167/183)、全体では 35.2% (315/895) であった。さらに、MCOCの実施形態(方法や条件、助産師の働き方等)やMCOC実施と助産師外来や院内助産の関連、実施の理由や課題等が明らかとなった。
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