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2021 年度 実施状況報告書

地域における認知行動療法に基づく育児ストレス軽減プログラムの定着を試みる

研究課題

研究課題/領域番号 21K17384
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

山海 千保子  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 准教授 (90438101)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワード認知行動療法 / 育児ストレス
研究実績の概要

令和3年度は、認知行動療法を参考に作成した育児ストレスを軽減するプログラムを、地域の保健センターで実施するために2つの準備を行ってきた。
1.プログラムの作成と修正について:産後うつ病や子どもへの虐待予防のために、認知行動療法を参考に作成した対象者(母親)向けのプログラム構成や、ワークシートなどについて臨床心理士から指導を受けることができた。具体的な修正は、プログラムの説明内容の表現がわかりにくいため、表現方法の工夫や、プログラム中で使用する仮想の育児ストレス場面の絵を、1回あたり1枚に減らすなど、ワークシートの簡素化を行った。
2.プログラムのマニュアルの作成について:保健センターの専門職者が、仕事に支障が出ない所要時間でプログラムの内容を把握し実行できる方法と、対象者に対する態度や姿勢を身につけるために、臨床心理士より指導を受け、マニュアル作成の準備を行った。具体的には、専門職者がプログラムを実施するとき、対象者がグループディスカッション中に不快にならず能動的に発言ができ、「またやってみたい」と思える雰囲気づくりを目指し作成している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

プログラム中に対象者に行うプログラムの修正を臨床心理士に確認してもらうのが、6月ごろになる。また、保健センターの専門職者へのマニュアルの作成もまだ途中である。
対象者に対して行う二種類の心理テストについて、変更する可能性があり、現在他の心理テストについて検討中である。
以上の理由から、まだ保健センターへの依頼を行っていない。

今後の研究の推進方策

プログラムとマニュアルの作成と修正後の確認作業を6月中に行い、完成後、新型コロナ関連の制限に合わせ、保健センターへの周知を行い、本研究へに対する協力を依頼していく。また、集団でおこなうグループディスカッションの際は、感染予防対策の指針であるStage1あるいは2の時に実施できるよう準備していく。

次年度使用額が生じた理由

(理由)備品の購入と統計ソフトの未購入と、心理テストの決定がまだのため未購入となっている。

(使用計画)備品・統計ソフト・心理テストを6月中に決定し購入する。

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公開日: 2022-12-28  

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