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2022 年度 実施状況報告書

生活習慣病予防の世代間連鎖の疫学的究明と革新的ヘルスケアシステムの創出

研究課題

研究課題/領域番号 21K17396
研究機関岡山大学

研究代表者

安川 純代  岡山大学, 保健学域, 助教 (80618950)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワードSGA児 / 世代間連鎖 / 生活習慣病 / DOHaD / 睡眠
研究実績の概要

目的:SGA(Small for Gestational Age)児として出生した児の睡眠状況と将来の発達や生活習慣病との関連について検討することとした。
方法:厚労省が実施した21世紀出生時縦断調査の結果を用いて解析を行った。
除外データは、出生体重、出生時在胎週数のデータのない児、また42週以降に出生した児とした。対象者をSGA児(n=3,738)、AGA(Appropriate for Gestational Age):regerenceカテゴリー(n=37,530)、LGA(Large for Gestational Age)(n=5,295)の3群に分類し、2歳6か月、7歳の時点における睡眠状況についてOR(95%CI)を算出した。
結果:睡眠状況は、起床時間(9時以前/9時以降または不規則)、就寝時間(22時以前/22時以降または不規則)とした。調整変数は、在胎週数、性別、母親の出産数、母親の喫煙習慣、教育歴とした。結果は、AGA児と比べ、SGA児において有意なオッズ比は認められなかった。一方、AGA児に比べてLGA児においてはすべての項目においてオッズ比が高かった。考察:調整変数ならびに児のカテゴリー化やアウトカムの項目についても再度検討を行い、SGA児の睡眠状況についてこれまでの研究成果とも比較しながら解析を行う予定とする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究に用いるコホートの解析は、自室以外の研究室に保管されているデータUSBを用いてかつその研究室内で解析を行う取り決めとなっている。コロナ感染症の影響により、解析施設への立ち入りが制限されるなど研究遂行上制約があったため。

今後の研究の推進方策

本年度は解析を進められるように努め、成果を学会発表ならびに論文投稿を行い公表予定とする。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルス感染症対策の一環によりSGA児と出生後の睡眠状況の関連についての解析に遅れが生じたため次年度使用が生じた。
使用計画としては次年度実施予定のSGA児と出生後の睡眠状況の関連について詳細な因子検討と専門家への意見徴収に必要な費用に充当する。

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公開日: 2023-12-25  

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