研究課題/領域番号 |
21K17404
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
林 文子 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (80782234)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 妊娠糖尿病 / サルコペニア / 骨格筋量 / 血糖値 |
研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症の影響で研究実施を延期していたが、前向きに実施を検討できる状況となり、所属学部の倫理委員会に審査をお願いした。看護学の研究として血液を利用した研究を実施した経験のある委員が不在のようで、継続審査との審査結果を複数回いただいた。研究計画や対象者への研究説明の文言について、倫理審査委員会が求められる詳細な説明を重ね、研究実施に向けて努力し続けている。医学部・附属病院にも別の倫理委員会が存在するため、そちらで倫理審査をお願いできないかご相談をさせていただいたが、難しい状況であった。
新型コロナウイルス感染症の影響で研究を遂行しかねるあいだに、生殖可能年齢にあたる女性の骨格筋量に関する文献を集めて知見を深めていた。その結果としてレビュー論文を執筆した。
当初の予定では2023年度で研究終了としていた。研究を実施できずに終了する可能性を考え、日本糖尿病・妊娠学会で研究計画の口演発表をさせていただいた。私が研究実施できなくても、このような研究に興味を持った研究者の方が新たな研究を実施して下されば本望である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度は新型コロナウイルス感染症の影響で遅れていた研究実施を行う予定であったが、所属学部の倫理審査が継続審査となり実施に至らなかった。2023年度で研究を終了する予定であったが、補助事業期間の延長を申請し、承認された。
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今後の研究の推進方策 |
現在も所属学部の倫理委員会が求める説明書類を作成し続けている。求められた説明に対応し再審査をお願いすると、以前に指摘されていなかった新しい課題を発見され、さらなる説明が必要とのご指導をいただく。同じような研究手法で10年ほど研究者として活動をしてきたが、このような経験は初めてで、今後研究が実施できるかどうか判断できない状況である。補助事業期間の延長を申請したもう1年間、私ができる対応を真摯に続ける。残念ながらご承認いただけなかった場合は研究費を返還して研究終了とする。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究実施に至らなかったため、研究実施に必要な物品等の購入に至らなかった。このまま研究実施に至らなない可能性も考えられる状況であったため、研究テーマが該当する国内学会に参加して研究計画を公表するのに、研究費を使用した。
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