高齢者の介護予防において社会交流は重要であるが、その手段としてオンラインを活用したものも増加している。本研究の目的は、機能的近赤外分光法を用いてオンラインにおける個体間の社会的相互関係を定量計測し、人が受ける影響を生理学・心理学的な側面から明らかにすることである。本研究の成果は、オンラインを活用した高齢者の効果的な交流・ケア手法の開発根拠や支援に繋がることが期待される。 今年度の計画は、対面とオンラインでの実験環境と協調活動課題の設定、また予備実験としての計測であった。 研究の進捗状況は、対面とオンラインでの実験環境の構築が完了し、協調活動課題を用いて予備実験を実施した。設定した協調課題では一体感が高まることが確認され、課題として適切であることが確認できた。
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