研究課題/領域番号 |
21K17444
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研究機関 | 四天王寺大学 |
研究代表者 |
吉本 和樹 四天王寺大学, 看護学部, 講師 (80413483)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 多床室型特養 / 発熱 / コロナ禍 / 風邪症候群 |
研究実績の概要 |
令和5年度は、関西にある多床室型の特別養護老人ホーム2施設に入所中の方のうち、研究参加の同意が得られた方を対象に研究を実施し、コロナ禍前にあたる2019年の発熱発症者の割合は風邪症候群が多かったが、コロナ禍後に当たる2020年以降は風邪症候群による発熱発症者の割合は減り続けていた。風邪症候群発症者の割合が2020年以降著しく減少していることから、新型コロナウイルス感染症対策が、風邪症候群による発熱者の減少に大きく寄与しているのではないかという示唆が得られたことについて、学会発表を行った。令和6年にはそのデータを論文として発表したいと考えている。なお、研究当初からコロナ禍の影響で研究協力施設の確保が難しかったことから、令和5年度に研究協力施設を新たに追加しており、令和6年度は5年度に協力が得られた施設の研究データを収集し、新たな知見の発見に努め、研究データを論文として発表したいと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究当初からコロナ禍の影響で研究協力施設の確保が難しかったことから、令和5年度に研究協力施設を新たに追加しており、令和6年度は5年度に協力が得られた施設の研究データを収集し、新たな知見の発見に努める予定である。
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今後の研究の推進方策 |
多床室型の特養における発熱発症割合及び発熱要因について明らかにすることができているが、ユニットケアを行っている全室個室の特養の発熱に関するデータ収集は進んでいない。したがって、令和6年度はユニット型特養での発熱に関するデータを収集し結果を分析し、発表していきたいと考える。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究開始時後にコロナ禍となり、研究協力施設から協力辞退が相次ぎ、研究実施が困難となった。ただし、令和5年度は新たに研究協力施設から研究協力が得られ、現在研究遂行中である。
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